2025/09/17 07:53

「体の中から、何かが少しずつ変わってきた気がするんです」

そんなことをふと思ったのは、ある日、お湯を使ったあとの手の乾燥が、以前ほど気にならなくなったと感じたときのことでした。

手を見れば年齢がわかる、なんてよく言われますが、ふとした瞬間に「老けたな…」と感じるのもまた手のひらだったりします。

けれど、その日はなんとなく、「あれ、今日の私の手、元気だな」って思えたんです。

目に見えないところで、静かに働いてくれているもの。

その「静かな変化」を与えてくれていたのが、ケイ素というミネラルでした。

ケイ素は、特段目立つ存在ではありません。

ビタミンのように広く知られているわけでもなく、「カルシウム不足」ほどメディアで話題にされることもほとんどありません。

でも実は、私たちの体にとって、“縁の下の力持ち”のような存在なんです。

骨・血管・肌・髪。


(私たちの”構造”を支えるミネラル)


ケイ素は、骨や関節の柔軟性を保ち血管の弾力性を維持し、コラーゲンやエラスチンの働きを助け肌の保水力やバリア機能を支える。

つまり、私たちの“体の構造”の根っこを支えるミネラルなんです。

たとえるなら、ケイ素は「建物の鉄筋」のようなもの。

外からは見えないけれど、それがあることで、肌も体も形を保ち、美しさを宿すことができる。

年齢とともに減っていく、だけど補いづらいもの。

そして残念なことに、ケイ素は年齢とともに減っていくといわれています。

さらに言えば、ケイ素は体内で作り出すことができず、食事からの摂取もなかなか難しいミネラル。

一部の穀物や野菜に含まれているとはいえ、日々の食事だけで十分な量を摂るのは、現代人の生活ではかなり難しいのです。


(「肌が荒れる」のではなく、「支えが減ってきている」のかもしれない)


肌がゆらぐ、乾燥する、弾力が減ってきた。

そんな変化を感じたとき、「年齢のせいかな」「ホルモンのせいかな」と考える方も多いと思います。

でも、もしかしたらそれは、“支えを失った”結果かもしれません。

たとえば建物の柱がゆるんできたら、壁紙は剥がれやすくなります。

それと同じように、肌の“構造”を支えるケイ素が減ってくると、肌表面のトラブルも起こりやすくなるのです。


(肌も、血管も、爪も、髪も。「素材」を育てるという発想)


私たちの美しさや若々しさを支えているのは、メイクでも、エステでもありません。

もっと根っこの部分、“素材”の力が大切なんです。

そして、ケイ素はまさにその素材を内側から整えるミネラル。

「肌のうるおいを保つ」だけでなく、「髪のツヤが増した」、「爪が割れにくくなった」、「関節がスムーズに動くようになった」、そんな声が、実際にケイ素を生活に取り入れた方から寄せられています。


(【暮らしの中でできるケイ素ケア】ちょっとした工夫3選)


・シリカ水を日常的に飲む
 → 最近ではミネラルウォーターに含まれていることもあります。

  ラベルを見て「シリカ」や「ケイ素」の表記を探してみてください。

・スキンケアで“塗るケイ素”を取り入れる
 → 肌表面からケイ素を補う発想も注目されています。

・玄米・じゃがいも・アスパラガスなど、ケイ素を含む食材を意識的に取り入れる
 → 食事からは微量ですが、日々の積み重ねが大切です。


(最後に:目には見えないけれど、「確かにそこにあるもの」)


ケイ素は派手ではありません。

けれど、日々の変化の中で、じわじわと実感できる存在です。

私たちの体は、言葉にしなくてもちゃんとわかっているのかもしれません。

「今、必要なもの」を受け取ったときの、静かだけれど確かな変化。

今日という一日が、昨日よりも少しだけ軽やかに感じられたなら、それはもしかしたら、ケイ素の力なのかもしれません。