Clos Mustardo blanco（白ワイン）6本入り

＊＊こちらの商品はケース単位でのみ販売しております。＊＊
【生産者】
Ametller　アメレー社
１９世紀初頭よりカタルーニャのペネデス地区で７世代にわたり葡萄栽培に従事してきました。

【産地】
スペイン・Priorat（プリオラト地区）、Morera de Monsant（モレラ・デ・モンサント）
＊Priorat：
プリオラトはスペインのワイン法でDOCa（Denominacion de Origen Calificada＝特選原産地呼称ワイン）に分類されます。
Rioja（リオハ）とPriorato（プリオラト）の２種のみ。

【葡萄品種】
Garnacha Blanca（ガルナッチャ・ブランカ）１００％

【葡萄畑・土壌】
Morera de Mont Santo（モレラ・デ・モンサント）にあるMas del Mustardo（マス・デル・ムスタルド）農園で収穫されたものを使用しています。
土壌は堆積物を起源とする粘土・石灰質の土壌で、Montsant（モンサン）山脈の硌岩が風解した結果であるGRES（砂岩）や角のない丸石が現れます。
年間降水量はPorrera（ポレラ）もMorera（モレラ）もほぼ同じで、４５０mmほどです。
＊＊葡萄畑としてはかなり少なめの降水量ですが、こちらのMoreraの方の土壌は水分保持は良い
葡萄樹は平均３，８５０本／ha。
１本当たりの生産量は、白葡萄で１.８kg、生産量は７，０００kg／ha。

【製造方法・熟成】
手摘み、葡萄の第一選別は畑、２０kgの容器でワイナリーに運ばれ再度選別されます。
除梗（じょこう）し、圧搾後に冷却します。
＊＊除梗（じょこう）とは：
葡萄の房から茎（果梗）を取り除く作業のことです
圧縮されたマスト（葡萄果汁）は別のタンクにでキャンテーションし、発酵しないように低温（１０℃〜１２℃）を維持します。
４８時間後に不純物を取り除くデブルバージュを行います。
＊＊デブルバージュとは：
ワインの醸造過程において、圧搾後の果汁を静置して不純物を沈澱させる工程です。
上澄だけをオーク樽に移して、酵母を加えて発酵します。
＊＊オーク樽とは：
フレンチ・オーク樽１００％で、新樽と2年ものが半々になります。
発酵温度は、１６℃にコントロールされ、２５日〜１ヶ月。
発酵後は４〜５ヶ月の間、樽で寝かします。
この期間中にワインに複雑性とストラクチャーを与えるためにバトロナージュを行います。
＊＊バトロナージュとは：
白ワインを醸造する工程の中で、発酵用に添加した酵母が役目を終えて澱（おり）となってタンクの底に沈んでいきます。
その澱を熟成中のワインと一緒に撹拌することで、発酵を終えた澱が自己分解し、アミノ酸や多糖類などに変化し、混ぜ合わせることでワインに旨みが溶け込んでいきます。
酸度は最適レベルのためMLFは行わない。
＊＊MLFとは：
マロラクティック発酵のことで、乳酸菌がワインの中のリンゴ酸を乳酸と炭酸ガスに分解するための発酵を指します。
ワインの酸味をまろやかにし、風味を向上させるために用いられます。
その後、ワインを濾過し瓶詰。
１８〜２４ヶ月熟成します。

【アルコール度数】
１４．５％

【酸度】
（酒石酸として）：５．６g／L

【残糖度】
未公表

【特徴】
長期保存を考慮に入れて造られた樽熟成ワイン。
時間の経過とともに変化が楽しめる

【希少性】
Prioratoの白ワインは生産量が少ないため、希少性は高い

【テイスティング・ヒント】
香り：白い果実系のアロマ、ハーブ、ロースト香
味わい：濃厚な口当たり、オイリー、しっとりして滑らか、フルーティ、バランスよくフルボディ、長い余韻